研修の特徴

研修の理念

 

初期研修で身につけたい能力の一つに、日常的に遭遇する疾患の診断と治療があります。
年間の救急外来(ER)18,000人以上、救急車搬入数が1800件を超える当院には、軽症から重症まで実に様々な患者様が訪れることから、プライマリな研修を行うには最適の環境と考えます。 研修はステップアップ方式での研修を行っています。
内科外来、救急外来、当直研修のいずれにおいてもステップアップ方式を取り入れており、着実に実力をつけることができるようになっています。 また当直独り立ち前にOSCEを行い、独り立ちに際しての評価を行っています。

研修評価の特徴として、①研修総括 ②360度評価 ③相互評価 ④ポートフォリオ に取り組んでいます。

【研修の評価】

①初期臨床研修の自己課題・目標 〈導入研修時〉

  初期研修2年間の自己課題と目標を設定する。

②自己課題・目標設定 〈内科研修開始時〉

  内科研修の自己課題と目標を設定する。

③自己課題・目標 総括 〈内科研修終了時〉

  内科研修終了時に自己課題・目標について総括をする。

④研修医総括レポート 〈各科研修終了毎〉

  研修医が研修全般について総括を行い、レポートを作成する。

⑤指導医総括レポート 〈各科研修終了毎〉

  指導医は形成的評価を心がけながら研修医の研修全般について総括し、レポートを作成する。

⑥スタッフ総括レポート 〈各科研修終了毎〉

  スタッフ(主には看護)自身の受け入れ評価と、研修医・指導医に対する評価を行い、レポートを作成する。

⑦経験症例のまとめ〈各科研修終了毎〉

  各科研修中に経験した症例と件数を整理する。

⑧オンライン臨床研修評価システム(EPOC) 〈各科研修終了毎〉

  研修医・指導医ともに到達度について確認する。

⑨医療生協研修総括 〈班会終了毎〉

  班会等での内容、課題、生協組合員への要望について総括する。

⑩研修症例レポート作成(CPC含む) 〈初期臨床研修終了時〉

  厚生労働省指定。臨床病理検討会(CPC)はすべての研修医の参加を義務付ける。

⑪研修週間日誌 〈毎週〉

  その週に経験した事を日誌に記載し、振り返りを行う。

⑫研修医による指導医評価 〈各科研修終了時〉

  研修指導向上のために、研修医が指導医を評価する。

⑬研修医によるスタッフ評価 〈各科研修終了毎〉

  研修総括においては、研修医から医療スタッフに対する評価も行う。

⑭患者からの評価 〈各科研修時〉

  受け持ち患者(同意を得た患者のみ)からアンケート形式で、担当医としての評価を受ける。

⑮同僚からの評価 〈1年目中頃/研修医会にて随時)

  同僚研修医より、研修内容およびともに働くスタッフとしての評価を受ける。

⑯医療生協組合員からの研修医評価 〈年度末3月頃〉

  医療生協研修で関わる生協組合員より、盛況活動に取り組む姿勢等について評価を受ける。

 

研修プログラムの特徴

 

1.導入研修

チーム医療や患者の立場に立つという視点を養う目的から、医療スタッフ体験実習(看護師、薬剤師、栄養士)を重視して取り組んでいます。

2.病棟研修

各科にローテーションした研修医は、病棟指導医の指導、管理のもと、患者の担当医として診療にあたります。各科ごとに設定された各種力ンファレンスや学習会、病棟回診等を行い、またドクター・ナースカンファレンス等も重視して行います。

3.救急(ER)研修

ERに所属し、専属指導医のもと、日中の救急外来を中心に研修を行います。ER研修の到達点を確認するために、救急・当直OSCEを実施します。

4.病棟研修

研修開始後からERにおける当直研修を行います。1年目は副当直(23時まで。その後は救急車搬入時や経験すべき症例の時にコール)とし、指導医・上級医2名以上の体制のもと、医療面接→身体診察→検査→処方・ 処置の段階的研修を行っていきます。救急車搬入時も指導医と同時に研修医をコールし、指導医から研修指導が行われます。1年をかけた副当直研修ののち、救急・当直OSCEを経て、当直独り立ちとしています。

独り立ち後は、地域における輪番日(内科・小児科・外科)を除く日に当直を行います。そのおよそ2ヶ月後から内科指定日独り立ちとし、より多くの症例を経験しながら対応できる能力を培っていきます。当直は輪番にかかわらず2~3名の指導医/上級医/2年目研修医+1年目研修医の体制で行っています。

5.内科外来研修

専属指導医の下、医療面接→身体診察→検査・処方・処置→患者療養援助等のステップアップ方式で研修を行います。医療面接に関しては、医師一患者間の信頼関係づくりや患者の社会背景をきちんととらえていくことを目的とし、SP(模擬患者)を活用した医療面接試験、実際の身体診察の現場を確認するなど、習熟度を確認し段階的に研修を行います。

6.外科領域研修(外科・整形外科)

ー般外傷の診断と初期治療ならびに高齢化社会を反映して整形外科的疾患が増加している中、整形外科研修を外科領域として必修科に位置づけています。また、外科研修では、急性腹症など外科関連の救急疾患、悪性疾患などが位置づけられており、整形外科ならびに外科をそれぞれ研修することによって外科領域の研修目標を達成します。

7.診療所研修

地域保健・医療分野の研修目標を達成する研修先として診療所研修を位置づけています。地域・在宅医療分野において、特に疾病を生活や労働との関係でとらえる視点、患者会や地域班会、その他地域での活動を通じて健康で住みよい地域づくりの視点を身につけることを研修の大きな目的としています。また、医療スタッフとの関係づくりの視点でも重視しています。

8.研修医基礎講座

当直や各科研修で医療活動を行う上で必要な基礎的知識や技術について、また医療の安全(リスクマネジメント)、感染対策などの学習会を開催しています。

9.研修医学習会

週1回、研修医が集まり自ら決めたテーマについて学習する時間を保障しています。

10.研修医会

月1回、研修医が集まり互いの研修状況を確認しあいます。また、学習会の内容について検討したり、研修システム・待遇条件を改善するための討議を行います。

11.コミュニケーション研修

病院として弘前SP研究会を設立し、コミュニケーション技法教育に活用しています。SPを活用した医療面接セミナー、当直独り立ちOSCEを開催しています。

12.医療生協研修

月1回、医療生協組合員で構成される「班会」・「医療講話会」などに講師として参加し、地域での予防活動の実践を学びます。また、地域の人々との交流を通じ、地域の医療ニーズを知る機会として位置づけています。

13.クオリチーム委員会

月1回、医療の質の向上・医療の安全や社会貢献を目指し、職員育成のため全職種参加型の病院横断的委員会を様々なテーマ(医療安全、感染対策、NST、医療生協、社会保障・平和活動など)で開催しています。この委員会への参加を位置づけています。

14.学術研修

研修期間中の学術活動として、所属科の学会(地方会含む)、日本医学教育学会、日本プライマリケア関連学会、弘前医学会等への演題報告を位置づけています。また学会への参加や年会費も病院で負担し保障しています。

申込・お問い合わせ先

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健生病院医師医学生課

〒036-8203 青森県弘前市本町95 丸二ビル1階

 

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