当院救急外来は、開設してまもなく1年を迎え、受診患者数、救急搬入数ともに著しく増加している。中規模病院で活用できる医療資源やマンパワーに限りがあるため、三次救急を専門として扱う都市型救命救急センターではなく、軽症から重症まで幅広い疾患を対象として本当に重症な患者をピックアップする北米型救急のスタイルを採用している。津軽地域における“休日・夜間診療所”の顔と、救命救急センターが無い津軽地域での代替機能を果たしている。まだまだ歴史も実績も無い救急外来ではあるが、研修医の諸君とともに成長するつもりである。一緒にがんばろう。
■GIO.1
救急患者の重症度をバイタルサインや症状から的確に判断できる
■GIO.2
患者の重症度に応じて、検体検査や画像検査を適切に指示し、評価できる
■GIO.3
重症患者については、適切な初期治療を開始し、必要であれば専門医にコン
サルトできる
■GIO.4
軽症患者については、適切な診断をし、必要な治療と患者指導ができる
SBOについては、到達度チェックシートに従った評価を行う。
●研修方法
・1ヶ月目:当直帯と同じ診療スタイルで実施
ひとり立ち前は、問診+診察、診断+処方
ひとり立ち後は、困った症例のみコール
2.ヶ月目:1ヶ月目のスタイルに加えて、救急隊のコール担当
ただし、基本的にはその日の救急担当医の監督下診療を行う
●到達度チェックシートに従った担当分野
・
診察法・検査・手技など
126…胃洗浄ができる
・
経験すべき症状・病態
171…鼻出血
・
緊急を要する症状・病態
190…心肺停止
191…ショック
192…意識障害
193…脳血管障害
194…急性呼吸不全
195…急性心不全
196…急性冠症候群
197…急性腹症
198…急性消化管出血
199…急性腎不全
200…早・流産および満期産
201…急性感染症
202…外傷
203…急性中毒
204…誤飲・誤嚥
205…熱傷
206…精神科領域の救急
・
経験が求められる疾患・病態
240…虫刺され
241…中毒(アルコール、薬物)
242…アナフィラキシー
243…熱中症
244…脳・脊髄外傷(頭部外傷、急性硬膜外・硬膜下出血)
245…過換気症候群
246…心肺停止
247…ショック
248…意識障害
249…急性呼吸不全
250…誤飲・誤嚥
251…精神科救急(自殺企図、薬物など)
328…泌尿器科的腎・尿路疾患(尿管結石など)
上記とは別に、ACLSは実施できることを要求するが、BLSについては実施ならびに指導できることを要求する。 |